生後0日~退院まで(グダグダ編)
病室に戻り、30分ほどしてラリッた状態から覚醒しきった頃
旦那は足りない荷物を取りにいったん帰った。
麻酔から覚醒はしたけども緊張状態だったからか睡魔には勝てず
旦那が帰ってからすぐに寝落ちした私(記憶曖昧)
ふと気配を感じショボショボな視界をハッキリさせると
看護師さんがゴソゴソしててなんとなく乳あたりがキューっとした
よだれ出して爆睡してた私の乳を放り出して看護師さん搾乳してた。
えっ、と声を出してしまいよだれは看護師さんの指に(すみません)
あらあらごめんねぇ~起こしちゃった?
いえ、むしろなんかすみません・・そんなことさせちゃって。
いいのよ~^^赤ちゃん泣いちゃったから、おっぱい盗みに来ただけだからww
盗りに来るスタンスなんですね・・
もうちょっと忍びたかったんやけどねぇ~まだまだ未熟やったわぁ。
いやいや十分忍べてますよ。寝てる間に乳出されてますもん。
おもろいなぁまみたすさんww
あざっす。
1時間も寝てなかった。でもすぐそこに睡魔がいてる。
乳絞りの間はオキシトシン(幸せホルモン?)が分泌されてるらしく
かなり眠たくなるそうで、いつの間にか寝ていた。
私は術後に熱が出るタイプなようで1日安静で翌日から歩行開始。
血栓ができないように両足を空気で圧迫しつつ(これがめっちゃ気持ちいい)
腸の動きをよくするためにガスと便が出るまでお腹に電気毛布。
覚醒はしてても麻酔は完全に切れておらず、足はしびれたまま。
麻酔が切れやすくするために指をできる限り動かし
傷の治りを早めるためにある程度お腹の痛みを我慢しながら
ベッドの上で足を上げたり軽く寝返りしたり。
点滴もあるので動きは制限されてるがなんとか麻痺が薄らいできた。
ちょこちょこ睡魔がひょっこりはん|д゚)するので仮眠してたら
なんか痛いなぁ・・ズキズキする・・😨
と下腹部の徐々に強まる痛みで目が覚める。
あまりに痛むのでナースコール。
尿管が刺さって痛みが出てたようで抜いたらスッキリした。
尿管抜いちゃったからこれからおトイレは自分で行ってね~
おけです。。(マジで痛かった~)
でも初めてトイレ行くときは絶対呼んでね!1回目は介助必須なの!
は~い・・・・・・(この後割とすぐに呼んだ)
産後初のトイレ。起き上がるのに激痛すぎて声が出ない。
ぐ・・うう・・・ほんとこんな声しか出ない。
痛いよねぇ、頑張って、膀胱炎にならないように!
膀胱炎やだ・・・😱(トイレに10分以上かかった)
当たり前だ!壊れた腹筋使ってるんだよボロボロだよ!(誰に言ってんだ)
いい感じに歩けるんじゃない?このまま授乳行っちゃう?
無茶ぶりワロタ。
しかしそこは調子乗りな私。・・行きましょう!
ほめられると伸びるんです!
そして数秒前の自分をしばきたくなった。
翌日言うてなかったか?熱あるんやけど?授乳室まで遠くない?
痛みで我を忘れ修羅と化した心の闇。
実際には10mほど離れたとこ。どうした自分。
授乳室到着まであと5分・・・その5分が長いんだ・・!!
まぁそんなこんなで
ようやく授乳室につきまして看護師さん待ちぼうけ。
優しいので笑顔でお出迎え。
ちょうどたくさん泣いてたとこよ~🤭よかったねぇ~ママきたよ~♡
ごめんねぇ~お待たせ~wwと抱き渡された赤さんを見て
自然に涙が出そうになる。
なんて幸せなんだろう。なんてかわいいんだろう。
母としての初仕事というか、ちゃんとした初授乳。
自らの足で痛みに耐え授乳しにきた達成感と
触れ合えたという幸福感に酔いしれながら授乳をした。
・・・いや、
後陣痛いてえし。
久々に感じるいろんな痛みもいとおしい。
とかポエマーになってみるが
どうあがいても後陣痛いてえ。
授乳終わって明日から母子同室するか聞かれたので
明日から同室でと伝える。
ゆっくり寝てね!同室してからもしんどくなったらいつでも預かるからねぇ~
ありがとうございます~!赤さんまたあとでねぇ~
そういって病室へ戻る夕方18時頃。
お腹の調子はまだ戻ってないので夕食は重湯。おいしくねえ。
19時半頃に面会に来てくれた旦那。子供は面会禁止(待合室でのみOK)なのでお留守番。
上の子たちの様子と大事な大事な充電器等持ってきてくれた。
明後日お義母さんくるんだって~なんて話してたら
面会終了時刻。早いなあ。
名残惜しいけどバイバイ。
LINEで仕事終わって間に合いそうなら行くわ。
ありがとう、心細いんだよね地味に。
目には悪いかもだけど暇だからスマホでゲーム。
イヤフォンで音楽聞きながら
自分の時間っていいなぁ~って浸りつついつの間にか寝落ち。
そして夜中になんだか幸福感・・・
なんだろうすごく心地良いというか・・・ん?
あ、看護師さん・・・乳絞りですねわかります。
いい具合に赤さんが飲んでる風のスピードで搾ってくれてたからか
頭が錯覚してるんかな。オキシトシン出すでーって。
その後夜通し何度か看護師さんが搾乳しに来てくれてた。
そして2日目に続く。
ぐっだぐだと前置き長いねんて感じですね。
こう・・当時の気持ちを掘り起こしてでも書かないと思い出せないというか
ブログに残そうという気持ちがわかないのです。お許しください。
妊娠~出産まで
2015年3月中旬
双子の卒園式が終わり、ママ友たちとだべってた時
1人が‘「5人目できたんだよねぇ~!!」
えーマジで!すごいやん!!とか話してる最中
生理が来なくて10日以上過ぎていた私は
検査薬を試そうと思ったところだったのに
何故か張り合うかのように
私も実は妊娠したっぽいんですよねぇ~ww
言っといてビビる。
なぜ調べてもないのにそんなこと言ったのか。
未だにアホやな思うんですけど・・・
なんとなく確信していたんだろうなぁ、と思うようにしてる。笑
とにかく!そういったからには妊娠してなあかんやろ
ってことで帰ってすぐ検査薬で調べた気がする。
旦那には生理遅れてるとしか言ってなかったんだけど
もしできてたらどうする?と以前聞いたところ
生むしかないやろ!!wと半ばノリで言ってたので
まぁほんまに出来てても大丈夫やろ~と勝手に思ってた。
結果見事にそっこー陽性。かけた瞬間だよ。
旦那に言ったら
「やっぱりなぁ~そうや思ってん!これまた女やったら俺肩身狭くなるわぁ~」
旦那よ・・・。笑
そして妊娠中は特につわりもひどくなく
おなかが前に出るもんだからメンズじゃないの~?と期待させられ
仕事も7ヶ月まで続けてた。
上の子妊娠中の時も貧血だったし風疹の値も相変わらず低かったけど
(2回の出産後に1回ずつ打ってるはずだけど抗体がつきにくい体質らしい)
体重増加もそこそこに無事臨月に突入。
性別は最後まで聞かないスタンスでいよいよ出産前日。
(何度主治医が言いそうになるのを止めたか。。)
前日の夜から絶食かと思ったら当日朝から絶食。
なので夜はたらふく食べてデザートも食べウキウキしながら就寝。
翌朝看護師さんからなんか栄養ドリンク的なヨーグルトをもらい
それを最後に絶飲食。
昼前に旦那到着。
13時から手術……あと10分だー!ドキドキしてきたなーww
何か言いたげな旦那・・・。
「まみたすさーん、そろそろ行きましょうか~^^」
ひ~wwパパちゃん行ってくるべ~ww
手術室に入り貴金属つけてないか確かめ
渡された髪ゴムで髪をしばりいざベッドへ。
局所麻酔いつも上手だなー先生(当たり前だ)
前回の時も思ったけど全然痛くないなーとか考えながら
のんきに看護師さんと冗談言いあって喋りながら
天井のライトが鏡面過ぎて反射してる自分の腹をつい見てしまう。
あ、今開腹してるなー血ぃすげえなww
てか丸見えなんだけど大丈夫なのかなこれ。ダメな人吐かねぇ?
前回もそうだったけど(めっちゃガン見しとるやん)
人間の神秘を見ている感じがして結構感動する。
おぎゃあとちゃんと声をあげてくれた赤さん。
麻酔で若干ラリってたんだけど声聞いた瞬間に
声たけー!ぜってー女じゃんwwって言っちゃって看護師苦笑。
主治医はチクチクしながら
大丈夫、あと一回はいけるよww
めっちゃ他人事wwいいけどww
手術室前で待っててくれた旦那。
着替えたてほやほやで運ばれてきた赤さんの顔見て
やっぱりなwwって思ったらしい。
前日に女の子と遊んでる夢を見たらしく、確信を持ってたとのこと。
私が落胆するからと思って言わへんかったらしい。
なんか言いたげやったのはそれやったのね・・。
まー私自身4人姉妹だからね、きっと私の血が濃かったんだね。。
赤さんの後に軽くラリッた私が出てくる。
アハハ~お疲れ~パパ顔見た?
見た見た。やっぱりなって思ったww
わたしも顔見る前に声で思わず女やん!言うてもたで!笑
なんて短い会話を交わして病室へ。。
長々とありがとうございました、ここらで出産編終わりんす。
次は生後0日~退院までを書きたいと思います。
はじめまして。
生まれつき視覚に障がいがあるからといって
悲観することはない。
この子はこれが当たり前であって
見える見えないって概念がそもそもないのだから
見えなくて可哀想なんてことはない。
見えないのが普通なんだから。
幸せかどうかなんて本人にしかわからへん。
お母さんが気に病む必要はないですよ。
初めて受信した病院で主治医に言われた
私の中の視覚障害というものに対しての理解がガラリと変わった言葉である。
不安に思ってたのがスッと、本当に何かが抜け落ちたように体が軽くなり、
帰るころには夫とともに笑顔で帰ることができた。
てなわけではじめまして。
現在4児の母しとります、まみたすです。
大阪府在住です(聞いてない)
20歳の時にちょーじょ、22歳でふたご、27歳でよんじょを出産しました。
双子を生むなんて思ってもみなかったし
ましてや目の見えない子を生むことも全く想像つかなかった人生。
手探りで右も左もわからず生んでから2か月模索し
病院から紹介してもらった希望教室(後々出てきます)に通い得た知識
視覚障がい児との接し方遊び方、覚えている限りを
ここに残していきたいと思います。
母になったみなさんの不安が少しでも拭えますように。